東京・世田谷にて野菜卸・青果卸。野菜ソムリエの過去のブログ

旬の野菜

月別エントリー

« 2012年07月 | メイン | 2012年09月 »

2012年08月30日

新銀杏

%E9%8A%80%E6%9D%8F.jpg


残暑厳しいこの時期ですが新銀杏が入荷しています。

銀杏はイチョウの実です。

銀杏は地球上の植物の中でもっとも古いものとされています。

地質学上、古世代の末期、早い話が巨大恐竜が

生息していた時代から地球上に広く分布していた樹種とされています。

その後、氷河期が訪れて世界中の銀杏樹は滅びましたが、

比較的温暖な気候を保ち続けられた中国だけが死滅を逃れました。

日本の銀杏も中国から渡来した樹種です。

子供の頃、銀杏とクルミの実は足で果肉を踏んで、

殻を取り出したのを覚えています。

しかし、銀杏の強烈な臭いニオイは今でも記憶に残っています。

愛知県祖父江町が名産地ですが、

晩成種のとうくろう種も実が大粒でお勧めです。

投稿者 maruyasu : 18:11

2012年08月29日

かぼちゃ

%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%81%A1%E3%82%83.jpg

かぼちゃには多くのカロチンが含まれています。

昔からかぼちゃを食べると中風にならないとか、

風邪をひかないと言われたのは、

かぼちゃの持っている栄養価の高さの影響です。

さらに炭水化物が多く含まれ、さつまいもやじゃがいもなどと

一緒に第2次世界大戦の際、食糧増産されました。

しかし、最近では日照時間による糖度の違い、

円高による価格の安さ、国内からの栽培指導により、

メキシコやニュージーランド産の西洋かぼちゃが主流です。

在来種には加賀野菜の打木赤皮南瓜や、

京野菜でかぼちゃ供養に使用する鹿ヶ谷かぼちゃがあります。

最近では少なくなりましたが日本かぼちゃである

黒皮かぼちゃやも煮物にはお勧めです。

投稿者 maruyasu : 09:23

2012年08月23日

西高北低とアメリカの干ばつの影響

%E3%81%B1%E3%81%8F%E3%82%8A%E3%81%B2%E3%81%BE%E3%82%8F%E3%82%8Aimage.jpeg


東日本大震災以降、

野菜の価格や産地の引き合いが西高北低となっています。

その原因のほとんどが風評被害によるものです。

その北低の中に、福島はもちろん茨城や千葉も含まれています。

ある茨城の生産者によると、

昨年の有機米はほとんどが売れ残っているとの事。

福島の生産者は、作付け面積を昨年より減らす傾向にあります。

西高と言っても九州地方には7月の大雨による被害が、

熊本、福岡を中心にかなり広がりました。

おそらく、9月以降の果菜類や洋菜類の相場に大きな影響があると思われます。

話しは変わりますが、アメリカでは50数年来の熱波で、

国土の6割が干ばつの被害を受け、

農作物の8割が影響を受けているそうです。

特にとうもろこしと大豆の先物取引の相場が高騰しているようです。

とうもろこしの高騰は、日本の畜産農家の飼料代を直撃し、

大豆の高騰は醤油や豆腐の価格を引き上げます。

アメリカのとうもろこしの約4割は、

バイオマス燃料のエタノールの原料にまわされ、

とうもろこしを食糧として使用することが再確認されています。

投稿者 maruyasu : 12:10

2012年08月21日

西瓜

suika.JPG

残暑厳しい8月です。

夏の水分補給には西瓜が1番。

西瓜の成分は、ごくわずかな糖分以外は

すべて水分とされていましたが、最近アミノ酸の一種であるシトルリンや、

トマトでお馴染みのリコピンの含有量が高いことがあきらかになりました。

シトルリンは糖尿患者の血糖コントロールに効果があり、

リコピンはご存知の通り抗酸化作用があります。

昔は八百屋で西瓜はまるごと一個売りが定番でしたが、

今ではカット売りが中心です。

西瓜はカットされて冷蔵保存されても、

他の果物よりビタミン類やポリフェノール類の減少率は低いとされています。

投稿者 maruyasu : 09:57

2012年08月10日

万願寺唐辛子

%E8%B5%A4%E4%B8%87%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E7%94%A8.jpg

京都には鷹ヶ峯 、山科、 伏見 など

辛くない唐辛子がいくつかあります。

万願寺唐辛子はその代表的な品種です。

市場流通では周年入荷していますが、

旬はまさに今の時期です。

万願寺を木なりで完熟させると赤万願寺になります。

京都の生産者によると、京都では赤万願寺は食べないとの事。

ただ市場価格が赤万願寺の方が高値のため、完熟させるのだとか。

やはり首都圏のニーズが1番なのでしょうか?

「水菜を生食したり、赤万願寺食べたり、東京の人アホ違いますか?」

数年前、京都有機の会代表に言われた言葉です。

投稿者 maruyasu : 16:51

2012年08月08日

冬瓜

%E3%81%AA%E3%81%97%E3%81%86%E3%82%8A%E7%95%91%E3%81%AB%EF%BC%91%E5%80%8B-2RIMG0030.JPG

夏に収穫され、冬まで保存し冬でも食べられる瓜。

これがの名の由来です。

冬瓜はウリ科に属します。

きゅうりやかぼちゃと同じように綺麗な黄色い花を咲かせます。

中華料理では、スープの具材や祝いの席などで多く使われ、

日本料理では冷やし鉢など夏の冷たい煮物として使われます。

冬瓜を良く見ると果皮に剛毛が見えます。

別名カモウリと呼ばれる由来は、剛毛がカモを意味するからです。

冬瓜の中には白く粉をふいたものがありますが、

これは冬瓜が熟成され剛毛が白く粉のように変化したからです。

冬瓜の産地は愛知県や沖縄ですが、

沖縄ではその昔、冬瓜を井戸で冷やして夏の暑い日に

抱いて寝たそうです。


投稿者 maruyasu : 15:16

2012年08月01日

おくら

okura.jpg

ネバネバ野菜にはペクチンと呼ばれている成分が含まれていて、

夏野菜ではおくらがその代表格です。

おくらはアオイ科の一年草です。

含み煮や炒め物も大変美味しいですが、

やはり軽く塩揉みして生食がこの時期一番です。

おくらにはカルシウムや鉄分が多く含まれ、

貧血や骨の衰えを防ぎます。

おくらを食べることにより、

水に溶けない食物繊維が大腸内で悪玉菌を吸収して

大腸がんを予防します。

おくらには懐石料理や飾りに使われるミニおくらや

沖縄産の島おくら、赤おくらなどがあります。

ちなみに赤おくらは加熱すると青く変色します。

投稿者 maruyasu : 16:02

食物繊維と梨

%E6%A2%A8%E3%81%B6%E3%82%8D%E3%81%90.jpg

最近、食物繊維が見直されています。

昔、イギリスの医学者が西欧人とアフリカの原住民の

食生活を調査したところ、西欧人に多い成人病は、

脂肪やタンパク質の取り過ぎと食物繊維の不足が原因だとされました。

マメ類や薩摩芋、牛蒡など根菜類からの食物繊維の摂取は知られていますが、

果物の梨にもたくさんの食物繊維が含まれています。

食物繊維は体内に入っても消化や吸収されないものです。

梨を食べるとザラザラした食感がありますが、

これは石細胞と言われ、まさに食物繊維そのものです。

この石細胞が消化されず、胃や腸を活発にさせながら胃や腸にたまった 

悪玉菌を体外に排出させます。

投稿者 maruyasu : 10:25

カレンダー